千葉の外房の海から少し入った一軒家。中古の住宅をセカンドハウスとしてサーフィン好きな自分や仲間のためにリノベーション。街で見かけたバイナルフェンスを気に入ってご連絡いただきました。
潮風が吹く沿岸地域ではバイナルフェンスは最適な建材です。木製や金属製のフェンスに比べて塩害を受けないので長期間見た前も変わらずに立ち続けてくれます。また、安心して水をかけられ、手触りが優しいので肌が触れる時も安心です。
敷地を囲い、落下防止を目的とする場所はランチレールを使用し、アメリカンなカントリー雰囲気を出しました。隣地側で目隠しを必要とする場所はランチレールの上部に目隠しフェンスを付け足し、敷地の中を覗きにくくしました。
シャワーブースの周りはホリゾンタルソリッドという横板の隙間なしの目隠しを設置して安心してウエットスーツなどを脱げるようにしました。ホリゾンタルソリッドは旧来の立板の目隠しフェンスを改良し、横板に変形させたもので近年アメリカで流行り始めているバイナルフェンスのスタイルです。
裏手側は広い駐車場になっており、来る人にとっての玄関となりますし、車の通行もあるのでもう一つの顔になります。ここにはY様に特に気に入っていただいたナローストレートという隙間の狭いピケットフェンスを並べました。通行用のゲートもフェンスと同じデザインで統一感を出しています。このフェンスは洗練された印象を受けます。
表側を囲ったランチレールは牧場のようだと住宅に合わせることを敬遠される方もいますが、ブロックの上など近代的な構造物やフェンスデザインと組み合わせるととても綺麗で費用も抑えられます。
また、サボテンやヤシ、多肉植物などをあしらったドライガーデンはバイナルフェンスとの相性がとても良く、どちらもローメンテナンスで実用的でもあります。今度は広い駐車場にドッグランも検討されているそうで、そこでもバイナルフェンスが活躍できることを期待しております。
