東京都世田谷区N様邸・S様邸

世田谷区の住宅密集地域での事例です。こちらのブロックとその上のフェンスは隣地境界上にあり、それぞれ2つ家の共有の持ち物です。この木製フェンスが朽ちてグラついてしまったため作り替えをご依頼いただきました。

フェンスの所有者がお二人になるので費用も折半となります。こうしたリフォームはお二方とも面倒になりますので、耐用年数の長いバイナルフェンスを選んでいただいたのは良かったと思います。

色はハニーメープルをご希望になりました。ハニーメープル色のバイナルはホワイトに比べ資材の種類が少ないのでホワイトほど多くのデザインを作ることができません。今回はランチレールHMのレール（横板）を標準の2本よりも増やした7本で目隠し効果を高めました。道路側の一枚はさらにレールを2本加え、木製の時と同じように地下のお店との区別を明確にしています。

このお店の入り口にあるアーチはブロック上にはみ出していますので、レールはそれをかわすように設計しました。この部分のフェンスだけ柱の中心より外側にレールを差し込む穴をあけ、レールがアーチの柱をかわすようにしてあります。あと５mmでも外側になれば柱に穴は開けられなかったので慎重な計測が必要となりました。もし、アーチの外側にレールが通らなければ全く別のデザインをご提案することになったと思います。