
琵琶湖の近く閑静な住宅家のお家です。
お住まいになって20年近くなるそうです。
以前は全面が芝生で休日には芝刈りをしたり、小さな畑を作ってみたり、楽しんでいました。
しかし、芝生の庭では虫が出るのでご家族は嫌がるようになりました。
犬は室内で飼うようになり、BBQをしても娘様は室内でなんてこともあったそうです。
庭のリフォームのプランを考えている時に「エクステリアガーデン」という雑誌でシーリンクをみつけて頂きました。
海好きも相まって、白いデッキにマリンリゾート風を感じたとのことでお問い合わせをいただきました。
今回のパーゴラはポリカ合板を屋根に貼り、雨を防げるようにしています。
洗濯物も外に干せるようにするためです。
もともとパーゴラには垂木があるだけで雨は防ぐことは考えられていません。
頭上に屋根の骨組みがあるだけで、心理的な安心感や日差しを和らげてくれるからです。
ただ現代にはポリカのような当時にない建材もありますのでこれも新たな形の一つです。
完成してしばらくしてご訪問すると色々な庭での生活を伺うことができました。
たまの昼にはご近所の方をお誘いしてそこでワインパーティーを、犬もお気に入りなのか毎朝デッキに出ては庭を見回す日課があるようです。
ふと娘様がデッキで本を読んでいたこともあるそうです。
このお庭は山が開かれた場所にあるため、時が経つに連れ、次第に山の環境に引っ張られ木々も育ち、元の山の姿に戻ろうとしていたのだと思います。
しかし本来は琵琶湖のそばで海辺のような生活を楽しむに開発された地区のではないかと推測します。
それはまさにTマリンリゾート風ということです。
バイナルの素材が失われつつあった本来のアウトリビングの再現に適していました。