アメリカ製バイナル製品の
パイオニア シーリンク
都心よりご夫婦で引っ越してきたO様。入居半年ですがお家前面のフェンスが気に入らず、ウェブで色々なフェンスを探していらっしゃいました。ご連絡を受けてご訪問すると、前面フェンスだけでなく、玄関側隣地沿いにフェンスがないのでごちゃごちゃしているように感じるというお悩みと、通路裏手側での視線も気になるとのことでした。思い切って同じフェンスで統一感を出したいと仰っていただきました。
まず、お家前面のフェンスは1mくらいの高さですがあまり透過性がないのがご希望でしたので、セミプライバシーフェンスをご提案しました。セミプライバシーフェンスは元々1.8mくらいの高さがありますが高さを縮め、同じ高さのままL字に曲げて家の奥まで伸ばし、統一感を持てるようにしました。この時高さは犬走りにアルミ製のゲートがあったのでそれが外から見えない高さにすることで外観をすっきり見せるように決めました。
玄関側の隣地境界はお隣の塀と柵で色合いがごちゃごちゃしていたので、ソリッドプライバシーwithラチスで裏手側までぐるりと囲うご提案をしました。ソリッドは完全に遮蔽されているため、視線や隠したいものをしっかり隠せ、隙間がない分見た目もすっきり見えます。但し、フェンスの背が高いこともあるので上部にラチスを付け、軽さや可愛らしさを出し、隣地側へも配慮をしました。玄関には既存の門塀がありましたがそれは残し、上部の同じ高さにラチスだけを通し、フェンスとの一体感を出しました。
工事完了後にご訪問すると「近所の人から評判でいろんな方に褒めてもらえた」「玄関から奥まですっきりしたので気持ちがいい」「やっと家になったと感じる」ととても喜んで頂きました。
既存のフェンスデザインはいずれもその狙いや歴史的経緯があり、それを知ると選ぶのが楽しくなると思います。また、気に入ったのであれば背の高いフェンスを縮めてみるなど新しいデザインを生むこともできます。長く住むお家ですのであらゆる検討をし、気に入ったものをお選びいただけると良いと思います。