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コロナ時代の住宅の変化

現在の住宅景観に話を進めてみます。ニーズがあって住宅の構成や景観は変化して行くものです。

「with コロナ」「アフターコロナ」という言葉を聞いたことがありますか?これは建築界で盛んに言われている需要の一つですが、まだこの言葉すら何も定義や目的が定まっていません。コロナ禍でリモート会議が増え、「ご主人も奥さんも、子供にとっても必要な空間」を自宅内に用意したいと言う要求です。仮にそのスペースをworkと呼べば、自分の座る背景は綺麗なものでないと行けません。それは共用しても良いし、天気が良ければ、庭やバルコニー用意しても構いません。マンションやアパートも、3DK+Wや2DK+ Wと。一つ言える事は電気代は上がります。気になる人は都内から離れた家賃の安い所に住む。また、中古住宅をローンをつけて購入している人は取り壊したりせず、改装で対応する。

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庭がある人は庭先にデッキと造作で対応します。画像の半分のスペースなら100万もあれば出来るでしょう。結果、それほど大きなお金を掛けずやれるでしょう。まだまだリフォームは発展するですると思います。

アメリカの住宅には書斎というものがありません。特に日本のようにメインベッドルームに設けているケースは皆無。住宅は仕事を離れて安らぐ場所として作られてきたからです。1階の玄関の横にご主人専用のDENと言う空間があるケースはありますが、運転手が迎えに来るのを待つ間、ソファーに座って新聞を読むような一時的な企業のトップクラスのための意味が強いものです。一部の住宅の階段の踊り場を広く取り、書庫を兼ねて本を並べたり、屋根の傾斜なりに通常以下の天井高しか取れない場所に書斎らしき場所を見かける事はあります。ニッチと呼んでいますが旦那や奥さんの趣味の部屋、コーナーの意味が強いものです。玄関の壁を一部引っ込めて絵を飾ったりするような小さなものではありません。少なくても人がはいって小さなソファに座って何かに没頭するようなイメージです。

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一般のアメリカ住宅ではbackyardにconfort shadeで簡単に屋根をかけ、ソファを置いて対応している例が多いようです。在宅時間を楽しみ、リモート会議が出来、暖炉で暖を取る感じです。

こんなことからも使える庭造りは時代にマッチしていると再確認しました。

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