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バイナルの施工について

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当社ではバイナルフェンスは現地組み立てを原則としています。理由は敷地の特性に合わせたフェンスを提供できるからです。

長年経験を積んでいると、バイナルフェンスは施工がとても難しいことが分かってきます。簡単に施工できるのは地面に穴を掘って90cm程度の地上高のフェンスくらいでしょうか。それでも地面を掘っているとスッキリと掘れない場合があります。

資材だけをお客様に販売して、お客様が依頼している外構業者に渡しても、ここはどうする?これこれこうで言われたようにはできない、などの質問がお客様に返ってきます。その度に当社に上手く伝えていただければ良いのですが、結局当社が現地を見に行って、外構業者様に伝えても、そうした経験がないため理解していただけなかったりする場合が生じることがあります。

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私達も直接工事をさせていただいたらそんな事は圧倒的に無くなりますが、それでも希望通りできない場合もあります。その場合は事前にお知らせするなどの方法は可能な限り行います。

当社も始めた頃はバイナルフェンスほど合理的で施工が簡単なものは無いと思っていましたが、約20年もやってきて、特に遠方からのご依頼の場合、当社も現地に行きますが、当社だけでは終えられないこともあり、経験のある工事業者と共に工事をすることになります。そのような手慣れた工事業者が育つには大変時間も掛かります。

それでも北海道、東北、九州、沖縄を除く地域には手慣れた業者が育ってくれています。他の地域は育ってくれている最中です。

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日本人は樹木を伐採して製材し、ある程度作業場で加工をし、現地に持ち込んで更に切ったり貼ったり削ったりして木の文化を育ててきました。気の遠くなるような時間を掛けてです。バイナルもそこまでとは言いませんが、継続して修練を重ねて行く事は同じです。

私達も反省する所ですが、安易に「施工は簡単」と思っていると、想像したようには完成しないものだと思って頂きたいのです。作って間もないうちはその意匠で満足するかも知れません。それが3年5年と経ってくると問題が見えてくる事もあります。

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当社の現在における最大のテーマは「施工の品質を上げる」事です。その為にはお客様の希望をしっかりと聞いて住みやすくなる提案をし、完成した時に満足して頂き、時間の経過と共に当社に発注して良かったと思って頂けるような仕事をする事。それとその為の体制作りです。