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English Guide

デザインをする

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何をどうデザインすれば良いか、その時点でデザインはプロのやることと思っている人が少なからずいらっしゃいます。時間がない、或いはデザインについて考えることがあまりにも不得手という人ならそれも良いと思いますが、センスが高く、自分の好みに共感してくれるデザイナーにそう簡単に巡り会う事はありません。デザインすることは時間さえあれば誰にでもできる事です。

デザイナーは与えられた条件を理解して、その中で精一杯気に入っていただけるものを提供するかが第一義ですが、もう少し突っ込んで、施主の提示した条件が本当に正しいのか、或いは矛盾しているか、何もその条件に拘らなければこんなに良いものになるのでは等と考えます。何故なら一つには既に敷地や周辺のロケーションがもっとか確固なる条件を出していて、施主の条件(要望)より遥かに強い場合があるからです。

それを含めて条件の整理をし、それぞれのウェートを見直し、初期のデザインに取り掛かります。しかし、進めていくと思わぬところで治りそうもない局面に遭遇します。そうなると今までの条件を取り払うだけでなく、何か新しい条件を加えることによって新たな構成、骨組みをし直なおたりしていきます。この作業を何度も繰り返します。

上手くデザインするということで何ができるか考えたことはありますか?私達は作品を作っている訳ではありません。暮らし安く、・美しく、個性が感じられ、使い出のある空間を作っています。

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簡単に捉えればデザインする事でこんなことが出来ます。

  • 狭い敷地を大きく見せる
  • 家のプライバシーを高める
  • 歩行者や秋嵐で暮らす人に快い空間を提供する
  • 暗く陰気になりがちな場所を明るくする
  • 美しいものを更に美しく保ちたい気持ちにさせる
  • メンテナンスに費用が嵩まないようにする
  • 雑多なものを見えにくくする
  • 高さを揃え、程よい連続性を更に延長する
  • 感じの悪い連続性を断ち切る
  • 同じものが繰り返される場合に快適なリズムを創出する
  • 周辺の中で良い個性を印象付ける
  • どうしようもない悪いものがある場合、横に良いものを配置して視線を良いものに誘導する
  • そもそも矛盾した意匠を整理し、構成さらた要素を少なくする

などなど。これらはほんの一部だと言うとやるべき事が多過ぎると思われるかもしれません。しかし効果という意味ではどうしてもやらなければならない事は外せませんが、その他はほんの少し気を使う事で解決する事が多いものです。

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そして先にも言いましたがご自分の考えたことを我々にぶつけてください。そして案が出てきた時、自分の出した条件でまとめられた案の他に、我々からからの提案があった時、どの条件で苦労しているのか、どの条件を外し、どれを新たに盛り込んだのか、その結果どういう効果が出たのか、尋ねてみてください。そしてそれに理解が及べば提案が飲み込める内容かどうかを家族で話し合ってみることをお勧めします。我々に対しては無料です。