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テラスとデッキ

カルフォルニアのバイナルデッキ
カルフォルニアのバイナルデッキ

バイナル製のデッキがよく出ています。色はホワイトとハニーメープルを用意していますが、デッキの床板だけハニーメープルでその他はホワイトを使用する 2トーンカラーで仕上げるデッキも選べます。

バイナルデッキ2トーンカラー
バイナルデッキ2トーンカラー

日本人がデッキを作りたいと思う気持ちはアメリカに住む人とでは違いがあります。

日本は雨や蟻などの虫に木部がやられ易く、土の部分は何種類もの雑草が生育し成長しその根を取り除くのに苦労が絶えません。対してアメリカでは床の高さの低い住宅が多く、さほどの高低差もなく家の床がそのまま延長して庭に延長した感じに作られています。欧米の芝は大変強く他の雑草が育ちにくいので、カートを走らす感覚で芝を刈れば綺麗で清潔な感じの緑がキープできます。

カルフォルニアの住宅の庭
カルフォルニアの住宅の庭

このような違いから日本人は大きなデッキに憧れ、アメリカ人は大きなテラスに憧れて庭づくりをします。床からどちらも部屋の広がりとしてデッキやテラスを求めているのですが、日本のテラスは床との段差が大きく、床の広がりは期待できません。アメリカでは傾斜地など床と庭との間に段差がやむなく生じる場合にはデッキを付けますが、高級感のある敷地や住宅でデッキはあまり見かけません。

日本のテラスとバイナルフェンス
日本のテラスとバイナルフェンス

こうして日本ではデッキが、アメリカではテラスが好まれます。そこに居ると気持ちがいいからに他なりません。特に最近日本でデッキを付ける場合に床と同じ高さで仕上げてくれと言う要望が多いのですが、雨が激しく降った時に、はね返った雨がガラスを濡らすことになりますし、サッシから入った雨が土台を濡らすことになりかねませんので、視覚的に床が連続した感覚を持てる範囲で、少しは床より下げておく方が無難であると思います。

何れにしても、バーベキューをしたり、小さな子供をビニールプールで遊ばせたり、知人を呼んで食事をしたり、お茶を飲んだり、読書をしたり…庭の空間を生活の一部として楽しみたいということは共通してますね。