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外構の打合せ

エクステリアを考えようと思っても何をどう考えたら良いのか分からない、という人が多いのではないでしょうか?理由の一番は工事の仕方や資材の知識がないこと。あんな感じにしたいと思っても、「あんな感じ」を伝わる言葉で表現する自信がなく、まして別の工事との絡みや金額が想像できないことにあるように思います。

カルフォルニア州の住宅1
カルフォルニア州の住宅1

外部について決めたいのでと呼ばれ、住宅会社のショールームのコーナーに座って待っていると予算内で作成したという図面と、イラスト、使用資材の写真を持って説明が始まる。一通り聴いても、これでいいのかどうかよく分からない。連れの顔を見ても乗り気ではなさそうな顔をしていろんな聞きなれない言葉を持て余し、黙っている。そこで実例をいくつか画像で見せてもらいたいと言うと、雑誌や過去の施工写真を持ってきてめくり始める。そのうちこれはと、連れがめくる手を止めさせるものが出てくる。

しかし何例も何例も見ていくと、それぞれ工夫をし、写真写りの良さそうな見せ場を作ってはいるが、何のために曲線を用いて門や塀を作らねばならないか、その必要性が見えない。このデザインが自分の生活にどう関わるのかと思うと更に分からない。段々と全ての実例が同じものに見えてくる。「無駄を省いたシンプルなもので良い」言うと、「通常ですと…」と言いつつ写真を見せてくれる。どう見てもつまらない。これが通常なのかと思いつつ初めに提案されたものを見ると、一つの理解が生まれる。我が家はつまらないエクステリアになる、と。

「ではこれで進めますが何かありますか?」

ここはきっぱりと言わなくてはならない。
「もう少し考えてみますので、少し時間を下さい」

どうも服を買いに行って気に入ったものがなかった時に似ている。高いものも自分に似合うと思えなかった。安い手の届きやすいものは例えば自分の仕事から縁の遠い作業着のような感覚を待ってしまった。

カルフォルニア州の住宅2
カルフォルニア州の住宅2

先ずエクステリアを考えるにあたりお勧めしたい事があります。それは自分が幼少の頃住んでいた家の外部空間を思い出してみることです。思い出せる限りそこに何が置いてあったか、いつどういう時にそれらを引っ張り出してきて何に使ったのか、そこに何の木が植えられていたか、どんな鳥が遊びにきていたか、塀の上で寝ていた猫はどんな猫だったか、何でもいいので思い出してみることです。自分との関わりが見えてくるはずです。そこで貴方の外部との関わりがあり、その関わることで貴方の感性が育まれてきたはずです。出来ればご夫婦で語り合うと更に面白いと思います。会話を続けていると共通点や違いも見えてきます。そして「あんなものがあればいいと思った」ということや、不便だったが必要がありその場所に自転車をしまったとか、自分なりに工夫したことも見えてくると思います。

このコーナーではエスクテリアを考えるにあたって少しでもきっかけとなったり、計画のヒントになったりするようなことを紹介していきたいと思っています。